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複利とは|72の法則でお金と借金の増え方を暗算する

◇ 2026-07-30 公開 ◇ 雑学

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◆ この記事でわかること

複利によってお金や借金がどれほど急速に増えるかを、単利との違いや72の法則を使った暗算方法とともに具体的な数字で解説します。異世界の商人や借り手が知っておきたい実践的な活用法も紹介します。

イントロ

イントロ

わずかな額で借りたはずのお金が、返済が遅れるうちに雪だるま式に膨れ上がっていた。そんな恐ろしい話を耳にしたことはありませんか。実はその正体は、複利という利息の仕組みにあります。今日はこの複利の力と、暗算で見積もる計算法を解説していきます。

ポイント

  • わずかな借金が雪だるま式に
  • 正体は複利という利息の仕組み
  • 暗算での計算法まで解説

単利と複利の違い

単利と複利の違い

利息のつき方には二つの種類があります。単利は、最初に借りたり預けたりした元本にだけ利息がつく方式です。複利は、ついた利息にもさらに利息がつく方式で、これを利子が利子を生むと表現します。同じ金額を同じ金利で長く預けても、単利と複利では受け取る利息の総額がまったく違ってきます。同じ金利でも、時間が経つほどこの違いは大きな差になっていきます。

ポイント

  • 単利は元本にだけ利息がつく
  • 複利は利息にも利息がつく
  • 時間が経つほど差が広がる

複利のしくみ

複利のしくみを一巡りで見てみましょう。元本に利息がつき、その利息はいったん元本に組み込まれます。すると次の期間は、増えた元本を基準にまた利息が計算されるのです。この繰り返しが、複利を単なる足し算とは違うものにしています。

なぜ急激に増えるのか

具体的な数字で見てみましょう。1万を年利10パーセントの複利で運用すると、1年後には1万1千、5年後には約1万6千、10年後には約2万6千まで膨らみます。足し算ではなく掛け算で増えていくため、後になるほど伸び方が急になっていくのです。増える速さそのものが年々加速していくのが、複利の恐ろしくもありがたい特徴です。

具体例:借金の雪だるま

具体例:借金の雪だるま

これが借金だとどうなるでしょうか。返済が滞ったまま高い金利で複利計算されると、元金はほとんど減らないまま利息ばかりが膨らんでいきます。返済を先延ばしにするほど、この膨らみ方は加速していきます。数年で借りた額の何倍にもなってしまうことも珍しくありません。複利は味方にも敵にもなる諸刃の剣なのです。

ポイント

  • 返済が滞ると利息ばかり膨らむ
  • 元金は減らないまま増加
  • 複利は味方にも敵にもなる

72の法則

この複利の力を暗算で見積もる便利な式があります。それが72の法則です。72を金利の数字で割ると、お金がおよそ2倍になるまでの年数がわかります。金利18パーセントで割れば4年、金利6パーセントで割れば12年と、そろばんいらずで見当がつくのです。

よくある誤解・注意点

よくある誤解・注意点

72の法則はあくまで大まかな目安であり、正確な年数を保証するものではありません。また借金の場合、金利がわずか数パーセント違うだけでも、数年後の返済額には大きな差が生まれます。特に借り換えのたびに金利や条件が変わる場合は、そのつど数字を見直す必要があります。契約を結ぶ前に金利の数字をしっかり確認する習慣が欠かせません。

ポイント

  • 72の法則はあくまで目安
  • 金利のわずかな差が大差に
  • 契約前に金利を必ず確認

異世界での実践:使いどころ

異世界での実践:使いどころ

この知識は、異世界で商いや金貸しを営む者にこそ役立ちます。商会の主人が余った資金を運用するとき、金貸しが貸付の金利を決めるとき、そして借り手が返済計画を立てるとき。立場によって複利の使い方は真逆になりますが、どちらも同じ原理を土台にしています。複利の力を知っているかどうかで、先々の結果は大きく変わってきます。

ポイント

  • 商会の主人が資金運用に
  • 金貸しが金利を決める場面に
  • 借り手が返済計画を立てる場面に

異世界での実践:始める条件

複利をその世界で使いこなすには、いくつかの下ごしらえが要ります。金利の数字を明記した契約書、元金と利息の動きを記録する帳面、そして72の法則のような暗算の型。特に帳面は、後から金利をめぐる争いになったときの何よりの証拠にもなります。これらがそろえば、そろばんや紙が乏しい世界でも複利を武器にできます。

異世界での実践:その世界なりの工夫

異世界での実践:その世界なりの工夫

高価な計算道具が無くても諦める必要はありません。72の法則を丸暗記しておけば、指折り数えるだけで大まかな年数が見積もれます。貸付のたびに簡単な早見表を紙に書き足していけば、複雑な暗算をしなくても金利の効果を見比べられるようになります。こうした小さな工夫の積み重ねが、道具に頼らずとも複利を使いこなす近道になります。

ポイント

  • 72の法則を丸暗記しておく
  • 貸付のたびに早見表を書き足す
  • 複雑な暗算をせず金利を見比べる

異世界での実践:見込める効果の程度

実際にどれほどの差が出るのか、72の法則で比べてみましょう。金利5パーセントならお金が2倍になるまで約14年。金利10パーセントなら約7年。金利15パーセントなら約5年で済みます。逆に金利が低いほど、2倍になるまで気長に待つ必要があるということでもあります。金利のわずかな差が、待つ年月を大きく縮めてくれるのです。

異世界での実践:次の一手

複利の考え方が身についたら、次に目指したいのは記録の精度を上げることです。取引を二つの側面から記す複式簿記を組み合わせれば、複利で増えていくお金の動きをより正確に追えるようになります。特に貸し借りが多い商いほど、この二つを組み合わせる効果は大きくなります。暗算の型と記録の仕組み、両方を揃えるのが理想です。

まとめ

まとめ

複利は、時間を味方につければ大きな力になり、油断すれば恐ろしい借金の雪だるまにもなります。72の法則さえ覚えておけば、そろばんが無くてもおよその効果は見積もれるのです。異世界であれこの世界であれ、お金と付き合うなら複利の力を知ることから始めてみませんか。

ポイント

  • 複利は時間を味方にできる力
  • 72の法則で効果を見積もれる
  • 複利の力を知ることから始めよう

参考・出典